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犀の角

監督井土紀州
出演櫻井拓也・富岡英里子・吉岡睦雄・長宗我部陽子
脚本川﨑龍太
撮影監督鍋島淳裕
録音福田伸
美術坂本千斗
助監督川﨑龍太
制作担当桑原広考
プロデューサー山本隆世・加瀬愼一
協力プロデューサー吉岡文平
製作協力スピリチュアル・ムービーズ
企画・製作日本映画学校

2009年/53分/HDV/カラー

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◎解説◎
いつの間にか日本映画の大半は現代を視つめることを止めたようだ。しかし井土紀州は日本映画学校俳優科の実習制作が現代性をまとった作品を生み出す場になり得ることを本作で証明した。 川崎龍太の脚本を得て描かれるのは観念的な暗い物語ではなく、ボーイミーツガールを基調にした青春群像に、オウムを想起させる宗教団体の排斥活動が接合されて生じる異物だ。 若き俳優たちも異物への戸惑いを見え隠れさせながら等身大の若者像を演じようとする。我々観客もまた、主人公と宗教団体の少女の淡い交わり(2人の疾走をロングショットで捉えた移動撮影を見よ)に瞠目しつつ、 異物を反芻させて劇場を後にすることになるだろう。この苦味こそが映画だ。
モルモット吉田(映画ライター)

あらすじ

“交わりをしたならば愛情が生ずる。愛情にしたがってこの苦しみが起こる。
愛情から禍いの生ずることを観察して、犀の角のようにただ独り歩め。”
『ブッダのことば スッタニパータ』より

うだつの上がらない日々を過ごしていた高校生・鈴江崇が住む町に、
「カフ・サマージ」と称する宗教団体が移住してきた。
謎めく教団の活動に、地元住民は警戒心を強めていく。
崇の同級生らは、住民の青柳に命じられ、報酬と引き換えに嫌がらせを繰り返し、
教団を町から追い出そうと躍起になる。仲間からの孤立を怖れる崇は、
心ならずも嫌がらせに加担していた。
そんななか、ひょんなことから崇は信者である少女と交流を重ねる。
少女の抱える心の闇に触れ、次第に惹かれていく崇。
一方、教団に対する嫌がらせは日を追ってエスカレートしていった。
そして、崇に芽生えた少女への想いがやがて狂乱の事態を招くことになるのだった。