主人公の男は正体不明の不安と頭痛に悩まされている。

その謎を解く鍵は、男が幼少期を過ごした場所にあった。

男は謎を解明するため故郷に向かうのだが、

果たしてそこには何があるのか……。

未知の場所に深く深く入り込んでいくカメラ、奇妙な夢、

魚の死骸、古いレコード、朽ちていく土地……。

『百年の絶唱』につながっていく様々なモチーフが

モノクローム・パートカラーの映像で重層的に描かれていく。

未整理ながら、確実に『百年の絶唱』への飛躍を予感させる作品である。

なお、92年の上映時には、作品の内包する可能性と独創性を

崔洋一や青山真治らに絶賛された。


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