-怪物マユミ-

浴室に横たわる男の溺死体。その傍らで、息を切らせて立ちすくむ3人の女。


ミズキ、リツコ、そしてマユミ。


死体の男は、リツコがたぶらかして付き合い始めた金持ちの息子・尚志だった。

女たちは、資産家の子息たちを狙ってたぶらかし、殺害した後に、

殺した相手の預金を引き出して生活資金を得るという、奇妙な共同生活を

送っているのだ。


マユミは言う。

「金持ちはより金持ちに、貧乏人はより貧乏になる。それがこの社会のカラクリや」

不幸な生い立ちのミズキとリツコは、マユミに操られるまま、罪を犯していく。


だが、一番年下のミズキは、だまして殺すはずの相手・陽介のことを好きになり始め

ていた。普通で幸せな生活、陽介との結婚という将来に淡い夢を抱き始めるミズキ。


一方、陽介は、尚志と連絡がつかなくなったことを次第に不審に感じ始める。

それを知ったマユミは、すぐさま次の行動をミズキに命じるのだったが……。


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